=> www.plaza.rakuten.co.jp/ARTHEMIS

スイスのメロディック・ロック・バンド(レーベル側はシンフォニック・パワー・メタルかシンフォニック・メロディックと呼んでる)、FELONYのデビュー・アルバム。なんとプロデューサーにはサシャ・ピートがぁ!!!セッション・ヴォーカル(その後正式メンバーになる)という女性ヴォーカルとのツイン・ヴォーカルで、リリシズム溢れるキーボードのメロディラインが印象的なアルバム。

バンドは1992年!?に結成されたが、2004年に現在のヴォーカルANDREAS WILDI加入まで紆余屈折があったらしい...

1曲目「AN INTRODUCTION」は、サシャらしくシンフォニックで劇的なインスト。2曲目「WHAT A FELONY」はツイン・ヴォーカルの妙と、サビメロの素晴らしさに皆が驚嘆するであろう名曲(笑)。3曲目「SAY GOODBYE」はキャッチーなメロディと、刹那さのサビのリフレインが強烈な佳曲。

4曲目「JUSTICE」はアカペラではじまり、ミドルテンポで心地よいメロディックなナンバーと替わる。6曲目「TONITE」は、ツイン・ヴォーカルでパワー・バラード風のドラマティックなナンバー。7曲目「FREEDOM」は陽気なアカペラから、メロディアスになってギターのリフだけはメロパワの疾走チューン風(笑)...

8曲目「PROMISING HEART」はキーボードが劇的に盛り上げる、これぞ悲哀に満ちた美しいバラード!!9曲目「AFTER THE RAIN」はイントロだけで悶絶!!、ツイン・ヴォーカルのドラマティックな展開のやや疾走チューン。12曲目「ON LIFE'S END」はイントロだけでは、プログレかシンフォニック・メタルだが...ミドルテンポでさほど盛り上がりには欠けるナンバー。

後半の楽曲が弱く長尺なアルバムだが、哀メロファンには必聴のアルバムです。音もいいしね...(笑)。

本国スイスでは2005年のリリースだが、ESCAPE MUSIと契約し2006年9月に再発され、初回版にはボーナス・トラックとして「NO RETURN」と「READY TO WIN」が追加される。

2005年作(日本未発売)